1949-10-21 第5回国会 衆議院 農林委員会 第50号
あるいは薪炭手形の返済に充てるというようなのは、今井上委員からいろいろ議論があつたのでありますが、しかしその大蔵当局の予算委員会で説明したという五十四億七千万円というものは、結局日銀、薪炭証券の支払いに充てるということと、林野局長官が一部は木炭代金に支払うということとは、非常に疎隔があるように思うが、私考えるのに、結局五十四億七千万円というものは、薪炭証券の支払いに充当されるものではあるが、暫定的に
あるいは薪炭手形の返済に充てるというようなのは、今井上委員からいろいろ議論があつたのでありますが、しかしその大蔵当局の予算委員会で説明したという五十四億七千万円というものは、結局日銀、薪炭証券の支払いに充てるということと、林野局長官が一部は木炭代金に支払うということとは、非常に疎隔があるように思うが、私考えるのに、結局五十四億七千万円というものは、薪炭証券の支払いに充当されるものではあるが、暫定的に
その後の経理において五十四億いくらという欠損になるのでありますから、五十五億の薪炭手形は一ぺんにけし飛んでしまう。われわれはもつとこれ以上欠損が出て来やしないかと思つている。そうしてみると、何らか他に措置を請うぜぬ限り木炭は一俵も買う余地は残されていない。この点をもう少し正直に政府はもつとおおらかな氣持で取上げる必要があるのじやないか。
この第一項にも掲げてあるようでに、借入金を満度に借り入れている関係上云々と書いてあるのですが、満度か——今言つたように五十五億円の薪炭手形というものは、これはまる損といつてもいい。われわれはむしろこれより以上上まわりはすむかと思うから、これは破産です。
それから整理する上においては二十億出るだろう、その後の経理において五十四億いくらという欠損になるのでありますから、五十五億の薪炭手形は一ぺんにけし飛んでしまう。われわれはもつとこれ以上欠損が出て來やしないかと思つている。そうしてみると、何らか他に措置を講ぜぬ限り木炭は一俵も買う余地は残されていない。この点をもう少し正直に政府はもつとおおらかな気持ちで取上げる必要があるのじやないか。
繰り返して言うと、日銀の薪炭手形の五十五億円というものが、方においては未收入金として二十億くらいこげついてしまう、すでに欠損してマイナスになつておるものが三十四億円以上ある。してみるともう操作も何もできないですね。縣外移出の分も、買うも買わないもすでに両手をあげなくてはならない段階に立つている。それを長官が、わかつていてそういうことを言われたとすれば、はなはだ誠意のないことである。
日銀の保証しておる薪炭手形の五十五億円というものを、これはわれわれの推定でありますけれども、今まで出ておる三十四億の赤字に二十億余プラスすると、この五十五億の薪炭手形というものはほとんどまる損になつてしまう。そこまで押し詰めて行つたということは、單なる情勢の変化ではないのでありまする私はこの責任の所在を明らかにしなくてはならないと、どこまでも思うわけであります。
われわれからみると、内容がわかつておつてこれを伏せていたのか、あるいはわからなかつたのか非常に疑問に思うわけでありますが、日銀の薪炭手形、この特別会計の金運轉資金は五十五億円、現在すでに三十三、四億円の赤字を出して、なおかつこのあとの整理に二十億円の缺損を見ている。してみると、この日銀の出しておるところの薪炭手形の運轉資金、いわゆる特別会計の運轉資金全額というものをなくしてしまうわけであります。
先般の農林委員会の林業対策小委員会において、この問題は各派の方たちから強くお話がございまして、小委員会の意見としては、何とかこれらの事情を緩和するために薪炭手形等の制度をやるか、さもなかつたならば政府買上げの特別会計の資金のうちの何らかの措置によつて、生産者にある程度の前渡しを認める方法はないものだろうかということが、実は多きな問題になつたのであります。
○岡田説明員 御質問の要点は、薪炭の生産並びに販賣に関する取引を円滑にするために、薪炭手形の問題をどういうふうに進めておるかという問題、それから特別会計の支拂いを円滑にする。円滑と申しますよりも、前拂いという制度によつて金融をはかる道はないかというお尋ねであつたと思います。
三、原木購入資金並に生産資金については薪炭手形等の制度による融資の途を講ずること。 四、薪炭價格については再生産所要價格とし他の物價との均衡を図り且つ物價の変動に應じこれを改訂すること。 五、縣荷、配給機構の簡素化を断行し中間手数料の低減をはかること。 六、滯貨の状況に即應し適切果断なる輸送計画を実施すると共に輸送用所要資材の増配を行い滯貨の一掃を期すること。
三、原木購入資金並生産資金については薪炭手形等の制度による融資の途を講ずること。 四、薪炭價格については再生産所要價格とし他の物價との均衡を図り且つ物價の変動に應じこれを改訂すること。 五、集荷、配給機構の簡素化を断行し中間手数料の低洞をはかること。 六、滯貨の状況に即應し適切果断なる輸送計画を実施すると共に輸送用所要資材の増配を行い滯貨の一帰を期すること。